元製菓学校講師に学ぶ
オンライン専門スイーツスクール
『Saki.+』 中嶋咲絵です
独立準備中です!!
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みなさんこんにちは!
今日はお菓子作りでよく使われる、
「焦がしバター」
についてお伝えしていきます。
フィナンシェなど、香ばしさをだすお菓子には
もってこいです。
焦がしバターってレシピに書いてあっても、
どうやって焦がしていくか、
バターの何を焦がすのか、
どのくらい焦がせばいいのか…
いまいちよくわからない方も
いらっしゃると思います![]()
今日は写真とともに状態を
載せていきたいと思います!
そもそも焦がしバターは、フランス語で
beurre noisette(ブールノワゼット)といいます。
直訳すると、
beurre・・・バター
noisette・・・ヘーゼルナッツ
という意味になります。
お菓子作りでいうところ、
ヘーゼルナッツのような色になるまで焦がす
という意味です。
バターの何を焦がすかというと、
バターに含まれるたんぱく質を焦がす、
という事になります。
バターを溶かすと黄色い油分が上にあって、
下には白い沈殿物という2層になります。
その白い部分(たんぱく質)を焦がします。
製菓学校でも1年生の前期で習う、
基本になります![]()
![]()
ではさっそく工程をご紹介していきます!
まずバターを鍋に入れ、弱火で溶かしていきます。
溶けただけの状態です。
そこから加熱を続けると、
大きな泡が出来始めます。
鍋のふちから焦げ始めるので、たまに混ぜてあげます。
さらに過熱します。
大きい泡から小さい泡が増えてきました。
バターも少し色づき始めます。
さらに細かい泡になっていきます。
泡に覆われていますが、
下の色もだいぶ茶色になっています。
ここまでくれば焦がしバターとして使えますが、
私はしっかり焦がしたいタイプなので
もう少し加熱します。
泡はさらに細かい状態。
ヘラなどで泡をよけて見てみると
きれいな茶色になっています。
出来上がった焦がしバターは
これ以上余熱で色を入れないために、
水を張ったボウルなどに底をつけて
温度を下げます。
その後、裏ごしをして沈殿物を取り除きます。
ここはお好みなので、裏ごしをせず
そのまま使うのもアリです。
熱いまま生地に加えてしまうと、
揚げ物ののように生地が揚がってしまうので
粗熱を取ってから!が基本です![]()
焦がしバターの見極めは、
泡の大きさとバターの色づき具合
で決めていきます。
バターを焦がすことによって
香ばしさを生むことができますが、
こうでないとダメ!というものはありません。
どんなお菓子にしたいかによって
焦がし具合を調整するといいと思います![]()
また、チョコや抹茶など加えるものの味を
メインに出したい時などは、
焦がしバターが香りを消してしまう可能性があります。
そんな時はバターは焦がさず、
溶かしバターを使うと味や香り、色を
損なうことなく仕上げることが出来ます![]()
今回は普通のバターを使いましたが、
発酵バターを使うとさらに香りがよくなります。
※写真はAmazon様よりお借りしています
ちょっと高めですが焼菓子にはおススメです![]()
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