元製菓学校講師に学ぶ
オンライン専門スイーツスクール
『Saki.+』 中嶋咲絵です
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下のミルクゼリーにはゼラチンを、
コーヒーゼリーにはアガーを使っています。
そこについてのご質問でした。
なぜ1つのお菓子で2つの凝固剤を使ったのか、
今日はその理由をお伝えしていきます![]()
まずお菓子作りで良く使われる凝固剤はこの4つ。
■ゼラチン…動物由来
■アガー(カラギーナン)…海藻由来
■寒天…海藻由来
■ペクチン…植物由来
プロも大体この4種類から作りたいものに合わせて凝固剤を選んでいきます。
一つ一つ解説をしていくより
わかりやすいものがあるので今日はそちらを…
製菓学校の座学で使用する、
「製菓衛生師全書」という教科書があります。
製菓理論の授業はこれを使って教えていました![]()
この中に凝固剤の特徴が詰まっていて…
ちょっと見にくくて申し訳ないのですが、
一覧になっていてわかりやすいものです。
教員時代のメモで汚いですがご勘弁を…
着目したいのが、
■溶解温度
■融解温度
■凝固温度
なのですが、難しく見えると思いますので、
簡単に言います。
ゼラチン
プルプル・もっちり食感
高温に弱く溶けやすい
アガー
プルプル食感
常温で固まり加熱しないと溶けない
しっかり固まる
寒天
固め・さっくり食感
常温で固まり加熱しないと溶けない
しっかり固まりすぎ
ペクチン
少し粘り気のある?柔らか食感
常温で固まり加熱しないと溶けない
ゼリーとしては弱い、ジャム・ナパージュ向き
こんな感じです。
今回はミルクぜりーはプルプルにしたく、
ゼラチンを使用しました![]()
コーヒーゼリーもゼラチンで
上に流してもよかったのですが、
ちょっとおしゃれな感じにしたかったので、
ゼラチンのような食感を持ちながら
保形性に優れたアガーを使いました![]()
アガーを使うことによってナイフでダイス状に
カットすることができ、形もくずれません!
平らな層が2層あるより、
ちょっとオシャレに見えませんか?
(私だけ?笑
)
こうやって凝固剤を使い分けることで
食感や見た目を変えていくことができます![]()
これを知っていると、
自分でレシピを作ることは出来なくても
レシピ探しがしやすくなりませんか?
ちょっとしたことですが、
皆さんのお菓子作りのヒントになれば
と思います![]()
そして、そんなワタクシ、
3月15日(日)10:00~
インスタライブ配信やりまーす!
今回のレッスンメニューはこちら
ミルクティー香る
台湾カステラ!![]()
https://www.instagram.com/saki.plus/?hl=ja
日々のお知らせやお菓子づくり、
キャンプ関係の情報もこちらの方が早く
お伝えできると思いますので
初めてのインスタライブですが…
皆様是非ご参加ください![]()
自己流のお菓子から
自信が持てるお菓子に変わる!
「プロのお菓子作り!」![]()
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